雌伏、という言葉が男女平等の叫ばれるこの世の中、果たして許されるものなのか、私にはいまいち判然としない。まぁ、少なくともこの約10年は、至福と呼べるものではなかったのだし、私服を選ぶくらいの気軽さで、私腹を肥やすための文字列を連ねていこうと思う。
宣伝用のHPを作りたいとは、ここ数年、ずっと思っていた。
ただ、ノウハウもなければお金もない身分では、敷居があまりに高かった。なにより、身軽になったとはいえ新人賞に常に追われるような執筆生活では、余所事に回す体力と精神力とがなかったのだ。……お察しの通り、こんなのは所詮、言い訳である。だからまず、そういう言い訳を削ぐことから始めた訳だ。ダイエットと同じである。
拙い出来ではあるが、一応、HPらしきものはできた。ノウハウも金も余裕も体力も、精神力も根性もなかろうと、やろうと思えばできるものである。……思えば、高校時代から18年、馬鹿のひとつ覚えに小説ばかり書いてこれたのも、この愚直さがあったからだろう。ともあれようやく、これでやりたいことができる。10年以上も温めるだけ温めて、沸騰どころか、蒸発し尽くしていないかが心配になるような展望を、やっと実行に移せる訳だ。
タイトル通りである。『Let’s start my Avenge♪』――――私は、私を虐げてきたこの世界に復讐しよう。
私は、私として生きてこられなかった。常に虐げられ、サンドバッグとして扱われ、奉仕を余儀なくされ、無償の愛を強要されてきた。素直に、従順に、頷いて俯いて、歯を喰い縛っていれば、見返りが来ると信じていた。……今思えば、愚か極まりない勘違いだった。私は他人の都合で都合よく、動かされているだけの人形だった。
やーめた。――――不出来な脳味噌を自覚して、ようやくそう思えた。私には、救いだった。
私を殺し続けてきた人間に、この世界に、私は叛逆しようと思う。私は、生きたいように生きる。押さえつけて押しつけて邪魔をしようとしてくる人間を虫のように無視をして、生きたいように生きるだけ生きて、そして逝きたいと思う。そのためなら、労苦の100や1,000くらいはこなそうじゃないか。今更、負債が増えたところで気にはならない。どの道汚泥の底にいるのだから。
このHPが、私の作品を、名前を、広めるのにひと役買えれば、それで十分。
ふふふ……とっておきのピカレスク、矮小な作家擬きが世界に喧嘩を売る無様、よければ、お楽しみを……♪
