このような日が来ることを、私は事前に予想していました――――なんて、笑い話にもならない未来予想図ですが、的中してしまったようで残念です。ノストラダムスよりは才能があったようですが、生憎私は、自分でジャムを作るほどに根気強くはありません。
なので、無駄に足掻こうとか、抗おうとか、そういうことはしません。疲れますし。
昨日の昼頃でしたか。起き抜けにメールを確認した私の元に、カクヨムの事務局を名乗る方から『おまえの作品は公序良俗に反する悪しき作品だ。排除する。今後も改めないようなら分かっているよな?』と、まぁ要約したらそんな感じのメールが届いていました。……曲解? いえいえ、一度投げられた言葉をどう解釈するかは当方の自由ですので。思想の自由、日本では確か保証されていたと思いますが。
閑話休題。
そんな訳で、密かに好評をいただいていた、と勝手に自負している自作『マジンノイノチ』が、カクヨムでの掲載をお断りされた、という話です。悲しいですね。とはいえ、あの作品が『健全な青少年に対して好ましくない』と言われてしまえば、まぁ反論は難しいでしょう。土台、小説家よりも編集者が、作家より投稿サイトが強い権力を持つ以上、私のような吹けば飛ぶような木っ端作家未満がなにをしようとも、時間の無駄、人生における徒労でしかありません。あまり残り時間に恵まれてもおりませんので、取り敢えず、前だけを向いて、私にできることをする他ありません。
このような場末の個人サイトを見ている奇特な方が、どれほどおられるか定かではありませんが。
改めまして、私の作品『マジンノイノチ』をお読みいただき、ありがとうございました。
究極の尻切れ蜻蛉で削除されてしまった本作ですが、完結させる気はちゃんとありますので、別サイトに改めて掲載するまでの間、しばしお待ちいただければ幸いです。残念ながら、私は今、諸事情でちょっと忙しいので。
――――しかしまぁ、いつ聴いてもピンと来ない概念ですね。『公序良俗』。
汚濁も腐敗も嫌悪も怨憎も、人間の一部でしょうに。汚いものを丁寧に取り除いていけば、綺麗な人間が育つだなんて、そんな幻想にいつまでも溺れていられるなら、その人はきっと、とても幸せに生きてこられたのでしょう。
『公序良俗』に守られ、健やかに育ってきた『青少年』共に、心身共に虐げられ陵辱されて生きてきた身としては、本当に、ピンと来ない話です。ですが、まぁ権力の座に就いている連中なんて、他人を虐げてストレスを解消して、幸せに健やかに生きてきたお歴々ばかりでしょうし、私のような汚辱が許せないのも、納得ではあります。
まぁ前述の通り、戦おうとは思いません。無駄なことに割く余裕はありません。
拒まれるのなら離れるだけです。汚いものを全て取り除いた世界には、結局なにも残りません。
美化を目指して禿山を造り始めた人たちを、私はどこまで見限らないでいるのか。ふふ、見物です、ね。
