とある不良少女が可愛い系男子の頂点を極めちゃった生徒会長に告白される話

 天雷輝子は、眼つきが悪い。
 それだけで、あまりに十分だった。誰もに脅威を覚えさせ、恐怖を抱かせ、反発するかのような敵愾心を発生させるその眼つきは、彼女を孤立させるには十分過ぎた。

 そんな輝子が、人目を避けていた屋上で、いきなり、告白された。

 相手は、同年代とは思えないほどに小柄な男の子。それも、『美少年』と言う他にないような可愛らしい男の子だった。生徒会長を名乗る少年・希代巴は、かつて輝子に助けられたことがあるという。現状の輝子の不遇を変えたい巴だったが――――彼も彼で問題があった。

 希代巴は、可愛過ぎるのだ。あらゆる女性が虜になり、拉致誘拐監禁してしまう程度には。

 誰からも嫌われる少女に、誰からも愛されてしまう少年。そこにバカ過ぎる幼馴染み、忍者、厄介箱推しオタクまで加わって、一体この生徒会、どうなってしまうのか…………以前に、まともに機能するのやら……。